Story
築15年の特別養護老人ホーム併設のデイサービス部門の改修工事です。
デイサービスのご利用者の中で、横になって休まれる方の数が増えてきたそうです。
新築時作ったタタミスペースは布団を敷いて利用しますが複数の方が横になって休むのはご利用者様の気持ちも落ち着かず、介護する際の姿勢も難しい。同じく新築時に準備した静養室(個室)も目が行き届かないこともあり活用されていません。
反面、元気に活動されるご利用者様もいらっしゃって同じ大きな空間のなかでのスペースの区分が難しいとのこと。
そして、その複雑な状況の全体を把握し介護のサービスを提供するにはサービスステーションの場所は大変重要です。
これらの悩みをバランスよく解消する間取りの変更の改装工事です。
お部屋の中央にサービスステーションを設置。そこを中心に活動ゾーンと静養ゾーンのすみわけがされたプランをご提案しました。
デイサービスは休まず運営しつつの改修工事。
ご利用者様の安全を第一に工事管理計画を綿密に立て施工しました。
スタッフの皆様、ご利用者様のご協力のおかげで、バランスの良い空間活用が可能になったと感じています。
施設の10~15年目の部分改修は新築時にわからなかった不便な部分を改善し、ご利用者様の環境改善はもちろん、スタッフの皆様の負担軽減、モティベーションUP、生産性向上につながる良い機会になるのではないでしょうか。
改修に対してのご要望
- 活動スペースと静養スペースのすみわけ
- タタミスペース、静養室の活用
- 運動ゾーンとリビングゾーンを近くに(運動のモティベーションUP)
- 全体が見渡せるサービスステーション